どぶろく祭り@白川郷2006〜when they drink〜
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どぶろく祭り@白川郷2006〜when they drink〜
世界遺産の合掌造り集落として、また「ひぐらしのなく頃に」の舞台として知られる岐阜県白川村で催された「どぶろく祭り」に行ってきました。
二日で約3万もの人がかけつけた、豊作を願う祭り。
一月下旬に神社の酒蔵で仕込まれたどぶろくは約六千リットルらしい。

友達が引っ越した関係で、最近何かと岐阜に遊びに行く機会が多いのです。
毎回どっかに行こうかと考えているのですが、あんまり計画せずにいくこともしばしば。
そんなときに私が、折角だから白川郷に行かないかと提案。
そして白川郷について調べていたら、今度の休みとどぶろく祭りの日が合致。
お酒をめぐる運命の輪廻(ルーレット)を回してしまったようだ、私たちは。

家から白川郷まで、約5時間。
前夜店閉めまで働いて、帰ってきたら興奮してあまり眠れないという事態。小学生か。
運転手に悪いと思いつつ、後部座席で爆睡してる事が多い道のりでした。

白川郷までの道は、長い。
途中何度もトンネルをくぐるし、照明の具合が危ないところや、道幅が極端に狭いところも結構ありました。
海はないけど雄大な山々があり、幸運にも晴れ渡った空ととても輝いていました。
白川郷付近は交通整理と飲酒運転対策の警官がびっしり配備。こりゃ下手に動けないぜ。
飲酒運転、絶対ダメ(*゚∇^v)⌒☆

白川郷の地図を事前に印刷してきたのですが、計画を立てるほどに内部は広くありません。
縮尺が掲載されておらず、地図だけじゃどんなもんかわからなかったのさ(;´Д`)
とりあえずハングリーという事で、食事処を探すも、これが案外困難。だって地図に載ってる食事処、祭りだというのに休みが多いんだぜ。かきいれ時だとは思うけど、店主が祭りの何かに関わっているのでしょうかねぇ。
やっとたどり着いた食事処でランチ。内容は蕎麦や牛丼でした。味はまぁ、うん、頑張ってたよ。
そんなインスタント臭を感じさせる食べ物でしたが、その建物がノスタルジックだったので全然良かったです。まるで私の祖母の昔の家のようで、懐かしかったです。

腹を満たした後は、散策をしつつ展望台で向かいました。
鉈女や地主の双子娘は見つかりませんでしたが、店が立ち並ぶ道を外れるとそこには、「ひぐらし」の景色が確かにありました。
ひぐらしの景色であり、古くから残る景色。
夢中でシャッターをきるのですが、家々に停めてある自家用車がとても邪魔でした。
もちろんそこに住める人達の生活があるからこそ、この景色が残っていると分かっているけど、ファインダーを通した時はそんなわがままもでてしまうのであった。

こどものかわいい獅子舞や、ガチャぴんとムックもどきを見ましたが、シャッターチャンスを逃す。

ひぐらしの曲「you」がうっすら頭に流れつつ、展望台に到着。
有料の望遠鏡が設置されているわけではない。あるのは小さな社と石碑(?)と、ベンチ。そして、代替のきかない絶景。
本当にたいした距離ではないけど、登ってきて得られる景色っていつも嬉しいものだ。
石碑(?)の前で写真撮影したら、光の入り具合が蝶最高だったのはビックリした。

展望台を下り、今度は祭りの本拠地である境内へ。
境内は人がごった返していましたが、夏や冬の祭典に比べたらもうイージーイージー。
振る舞われるどぶろくを貰う杯が400円で売ってましたが、買ってないです。
境内中央では獅子舞の舞などが終わり、いよいよどぶろくふるまいに入るところでした。
しかしここら辺で私たちは早々と撤退準備。理由としては、駐車場とシャトルバスの時間制限と、帰りの交通事情を考慮してとの事です。夜までに参加するのは、近くで宿を確保するか、お酒の祭りだけど一切呑まず、帰りの渋滞も酔っ払った仲間もちゃんとつれて帰ってくれる運転手が必要です。

境内を出てから、お酒を売っているところに行って、あらん限りの試飲大会。
祭りときいて駆けつけた、地酒を売る人達と喋りつつ、めぼしいのは殆ど呑んできました。
何だかスゴイ賞を獲得したらしい日本酒やら、どろり濃厚(本当にめっちゃ濃かった!)の濁り酒が美味かった! やっぱり甘いのは苦手かも。
結局私は白川郷の家を模した、かわいげな入れ物に入ってる限定物と、恒例の絵葉書を買ってきました。あと、どぶろくようかん。まだ食べてないけど、白濁してるのだろうかこれは?
神がかる光のもとに
滞在時間は3時間ちょいの白川郷でした。
とびきり目立ったものはないけど、なんだかほっとする空間でした。
もともと山もお酒も古い家も好きなので、私個人としては満足なところでした。
あとひぐらし効果で、もっと好きなところが増えるかもしれませんね。鉈はでてこないけど。
今度来る時は現地に午前中に着きたいです。そして冬に来たい、寒いだろうけど。冬装備で走るのは嫌がられそうだけども(笑)
お土産
スペシャルサンクス:ザルなのに呑まずに運転してくれた友達。

(06/10/16)


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